NETFLIX 世界征服の野望
原題:Netflix vs The World
2020年 アメリカ
監督:ショーン・コーセン
上映時間:104分
鑑賞日:2021/1/9
劇場:シネマジャック&ベティ
こんにちは!ネットフリックスで初めて観た作品は『全裸監督』、支配人のみどりです。
みどりは実を言うと、配信サブスクを本格的に取り入れたのは昨年の10月からなんですね。
それまでは某BS会社に長年契約しておりました。きっかけは思い出したように行っている家計の見直し。
それまでは契約しているBSで映画メインのチャンネルが4つくらいあったと記憶しております。そこで番組表(←これにもしっかりお金がかかっている)を見ながら目当ての作品を録画して、時間のある時に観るといった事をしておりました。
これにいささか限界を感じてきておりましてねぇ。何故なら「本当にその時に観たい作品」ではなく、「観ようと思ってました」程度の作品ゆえに録画しっぱなしで観ないんですよ(苦笑)。なので録画機のHDはいつもフルパン。
そこでかねてから気になっていたサブスク系の配信サービスを本格的に視野に入れてみる事に。とりあえずBSでも映画メインのチャンネルしか見なかったので、NetflixかU-NEXTの二択で考えました。そこで思ったのが、二つ契約しても現在のBSに支払っている金額よりも遥かに安いという事。
ならば二ついってしまえという訳で、現在はNetflixとU-NEXTの合わせ技で映画に関してはほぼ無敵状態。本当に何故早くこうしていなかったのかと後悔すら感じています。
正に配信戦国時代の昨今にピッタリな、『NETFLIX 世界征服の野望』が今回のご紹介する作品。
今一番勢いのあるNetflixの知られざる歴史と裏側を赤裸々に綴ったドキュメンタリーです。
あらすじ
世界190か国以上での事業展開、有料契約者数1億8300万人、コンテンツ投資額年間1兆5000億円、メジャースタジオ各社を尻目にアカデミー賞で最多ノミネートを獲得。
そのNETFLIXがここまで快進撃を続けられるには理由がある。その徹底した思想と戦略の原点は同社の創業期にあった…。
見どころ
かつての帝王ブロックバスター社との激闘
日本ではあまり馴染が無いと思いますが、ブロックバスターというレンタルチェーン店がありました。2013年に倒産してしまうのですが、一応日本にも支店があったらしいです。
最盛期には9000店以上、従業員数6万人を超えていた巨大企業。
このブロックバスター社との熾烈な覇権争いが極めてドラマティックでした。
そもそもリード・ヘイスティング(現CEO)は、
「近所のブロックバスターで40ドルもの遅延金を支払った際に、ストリーミングのアイデアが降ってきた」
という名言は今では伝説になっています。
このブロックバスターという屍を乗り越えて繁栄していくNetflixの残忍さも本作の見どころという訳です。
まとめと総評
みどりが住んでいた茅ヶ崎にはかつて「リズムボックス」というレンタルレコード店がありました。当時まだ「友&愛」が台頭する前でかなり繁盛していた記憶があります。
その片隅でひっそりとビデオレンタルコーナーもあったのです。正にここが茅ヶ崎のビデオレンタルの創世店!今では考えられないのですが当時のレンタル料1本1泊で1400円ナリ!
当然1週間なんてこの値段では借りるわけなく、よくダビングサービスを利用していましたね。生テープを持参すると300円で複製してくれて合計1700円。その当時は約30年後にこんな時代が来るなんて思う由もないです。
その間、ベータがレンタル店から姿を消したり、レーザーディスクからDVDに変化したり(茅ヶ崎にはレーザーディスク専門のレンタル店もありました)、10本まとめ借りで1000円ちょうどになったり、映画を自宅で楽しむスタイルは目まぐるしく変化。
そして現在は配信戦国時代に突入し、打倒Netflixを目標に各社がしのぎを削っている状態なのです。でもNetflixのオリジナルコンテンツをなんとかしない限り、他の会社は土俵にも上がれない感はしますよね…。やっぱり面白いですもん!
今みどりはNetflixではほとんどオリジナルコンテンツしか観ていなく、映画はU-NEXTという使い方をしています。
視聴可能作品数もU-NEXTの方が断然多いんですよ。
あとNetflixは追加課金が一切無いのも強みですよね。新作だろうと何だろうと月額の料金を払えば全てOK。
今回はあまり作品に触れませんでしたが評価は、、、
☆☆☆
今は『全裸監督』シーズン2がとても楽しみです!