テアトルみどり座

映画の感想、見どころを気ままに紹介しています。

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家庭を作るって本当はこういう事なのかも・・『ビバリウム』感想と見どころ

ビバリウム

英題:VIVARIUM                                         

2019年 ベルギー、デンマーク、アイルランド

監督:ロルカン・フィネガン

上映時間:98分

鑑賞日:2021/3/13

劇場:TOHOシネマズ海老名

 

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 みなさんこんにちは!血が出ないホラーは大好物!支配人のみどりです。

ホラーの中にも様々なジャンルがございまして、本当にゾッとさせる作品ってどれも血が出ないのが多いと感じます。

血ってどうしても視覚的インパクトが強いので、なんか手抜きと捉えてしまうんですよねぇ。

あ、個人的に名作だと思っている『エクソシスト』の切り傷や十字架ファックのシーンや、『シャイニング』の血の洪水はこれに当てはまりません。

あくまでスプラッター要素の高い演出の事を話しています。

『シックスセンス』『アザーズ』『チェンジリング』(イーストウッド監督のではないです!)も好きなホラーはどれも出血要素は控えめ。

そして今回ご紹介する作品『ビバリウム』もこれに当てはまるんですね。

このタイトルである「ビバリウム」とは展示・飼育用の動植物、またはその容器の事。

とりあえず鑑賞後、ネーミングセンスに脱帽できること山の如しですぞ。

 

 

あらすじ

ジェマ(イモージェン・プーツ)とトム(ジェシー・アイゼンバーグ)は新居を探している若いカップル。ある日ふたりは不動産業者のマーティンの元を訪ねる。新興住宅地”ヨンダー”を紹介されたトムは、マーティン(ジョナサン・アリス)に連れられて早速見学に行く。

ヨンダーは典型的な郊外型住宅。どれもみな同じだがマーティンは「9」番の家を案内するといつの間にか姿を消してしまった。

不審に思ったジェマとトムは車に乗り込みヨンダーを出ようとする。しかしいくら走っても9番の家に戻ってきてしまうのであった…。

 

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本作のパンフレット。この緑が本作のイメージカラーとなっています。

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巻末のすごろくがなかなかいい味出してました。




主要キャスト

ジェマ:イモージェン・プーツ

トムの恋人。保母さんの仕事をしている。

 

トム:ジェシー・アイゼンバーグ

ジェマの恋人。庭師の仕事をしている。

 

マーティン:ジョナサン・アリス

ジェマとトムにヨンダーを紹介した不動産業者。

 

 

見どころ

オープニングから伏線の嵐

冒頭意味ありげに紹介されるカッコーのドキュメント映像。もうここから物語が始まっているので集中していきましょう。

 

あまり細かい事は気にせずに

この手の作品はツッコミどころは探せばいくらでも出てきます。しかしあまり細かい事は気にしないで、フラットな気分で楽しむのが吉。

中盤、ガス欠になった車に乗り込み、

「ここにはニオイがある・・」

と呟くシーンは凄く良かったです!これで細かい事も気にならなくなりましたよ。

 

 

まとめと総評

尺も100分以内という事もあり、スナック感覚でゾッとしたい時にうってつけの作品です。

血は勿論、過激な暴力描写も無いので苦手な人も問題無し。デートにもピッタリかと。

小粒な作品と馬鹿に出来ないのは伏線の配置や、観客への想像を促す演出が優れている事。

特にトムが穴を掘る行為は初めから仕組まれていたとしたら…。

う~んこれ以上はネタバレすれすれなので割愛しましょう。

という事で評価は、、、

 

☆☆☆

 

限りなく4に近い3です。

監督の次回作も楽しみ!

 
文中に出てきた、どうしてもイーストウッド監督作品と混同されてしまう名作はコチラ 
幼少期に観てしばらく「お風呂」に一人で入れなくなったのは懐かしい思い出・・

 
「ビバリウム」はU-NEXTでも視聴可能です!

 
 

 

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