テアトルみどり座

映画の感想、見どころを気ままに紹介しています。

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起死回生を賭けた女たちの戦い!『レディ・トゥ・レディ』感想と見どころ

レディ・トゥ・レディ

2020年 日本

監督:藤澤浩和

上映時間:90分

鑑賞日:2021/1/4

劇場:横浜シネマリン

 

 

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 こんにちは!そろそろ社交ダンスを習おうかと画策している支配人のみどりです。

中年男性の習い事で一番輝くのって社交ダンスと思うんですよねぇ。

きっかけはベタですが周防正行監督の『Shall we ダンス?』。あれを観て以来、中春に差し掛かったら社交ダンスを始めようと思った次第です。

 

しかし走る電車から外を眺めては、物憂げな表情で外を見つめている草刈民代さんがいそうな教室を見つける事ができないので始められないでいます。

 

さて、そんなこんなしている間に、またまた面白そうな作品に出会ってしまったわけでして今回ご紹介する作品は『レディ・トゥ・レディ』

 

平凡な主婦と売れない女優が女性同士でペアを組んで競技ダンスに挑む!

 

という面白くない訳がない、正に設定の勝利をいえそうなジャンル。

今回は残念ながらパンフレットの制作はありませんでした。

ではあらすじからどうぞ!

 

 

あらすじ

日々の生活で精一杯の主婦鈴木真子(大塚千弘)と売れない独身女優の城島一華(内田慈)は高校時代に競技ダンスに打ち込んでいた。

同窓会で再会した二人は、クラスメイトたちの前で大見得を切ってしまい、競技ダンスのカップルを組む事になる。

数十年(?)振りにダンスのレッスンに励む二人。いざ本番を迎えた当日、前代未聞の女性同士のペアは脚光を浴びるが、同時に協会本部からは別の目で見られていた…。

 

 

主要キャスト

鈴木真子:大塚千弘

一華と一緒に高校時代、ダンスに青春を注いでいた。一華に女優になればと言ったのは他でもない真子であり、彼女とは正反対の保守的性格。

 

城島一華:内田慈

売れない独身女優。プロデューサーからは下劣な仕事しか回してもらえず、権威のある人間からのセクハラにも耐えてなんとか芸能界にしがみついていた。今回番組の企画での競技ダンス大会に自分の女優人生を賭けて挑む。

 

木村克己:木下ほうか

「ダンススタジオKATSUMI」のオーナー兼トレーナー。ダンススタジオといってもオーナーのCDを売るなど副業も兼ねている。真子達の先生。

 

 

見どころ

社交ダンスの知識が増えます!

『Shall we ダンス?』でもそうでしたが、競技ダンスの世界って実に興味深いんですよね。

普通に見ているだけでは絶対に解らなく、説明されてなるほどと膝を叩くといいますか。

本作で白眉だったのは、「リード」と「フォロー」の演出

ダンスにはこのリードとフォローの関係で成り立っているらしく、一般的には男性がリードして女性がフォローになるという。(ダンスの種類にもよるらしいですが)

物語の肝は女性同士という事で、これを本番中にスイッチできるというね。真子がリードからフォローへ、一華がフォローからリードへとね。ダンスの新たな可能性が本編で広がった瞬間でした。

 

 

まとめと総評

他にも二人のトレーニングシーンは『ロッキー』シリーズを彷彿させたり、エンタメ要素は満載でしたよ。

ただですね、あのお笑い芸人達のカメオ出演は果たして必要だったのかと疑問もよぎるのですよ。

特にロバート山本の幾度となく登場するのは、彼が何らかのカギを握っているのかとずっと見守っていましたが結局何も無し。

これが無かったら☆一つは増えましたね(苦笑)

 

☆☆☆

 

と、こんな感じ。

何かに悩んでいて元気が必要な時、観ればきっと元気が出ますよ!

 
全ての興味はここから始まりました ↓
周防監督の「知らない世界を映画で教えてくれる」感がさく裂した傑作。
 
何気にハリウッド版も面白いんです。↓
リチャード・ギアとジェニファー・ロペスというのが絶妙!
 

 

 

 

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