テアトルみどり座

映画の感想、見どころを気ままに紹介しています。

【スポンサーリンク】

救急車を呼ぶのに躊躇しない世の中へ『ミッドナイト・ファミリー』感想と見どころとネタバレ

ミッドナイト・ファミリー

原題:Midnight Family

2019年 アメリカ・メキシコ

監督:ルーク・ローレンツェン

上映時間:81分

鑑賞日:2021/2/2

劇場:横浜シネマリン

 

 

f:id:t-midori:20210608060934j:plain
f:id:t-midori:20210608060940j:plain



 こんにちは!今回は当ブログで度々書かせて頂くオーストラリア昔話から。

豪州滞在経験者である支配人のみどりです。

 

 皆さんは救急車って呼んだことありますか?

交通事故が圧倒的に多いんですかね…?とにかく日本では救急車の活動費って税金で賄われているので、基本的には無料ですよね。

しかしみどりが住んでいたオーストラリアでは有料だったんです。しかもそれがかなりの高額。州によって値段は違えど、1回呼ぶのに2~3万円(日本円換算)は覚悟していました。

 

ルームメイトと車で大陸を旅していた時、ある晩彼が高熱を出してしまったんです。

その時の場所がよりによってカンガルー島といってアデレードから船で行く離島。

必然的に救急車を飛び越えてドクターヘリを呼ばなければならなかったというね。

普通の救急車で数万円取られるのにこれでヘリなんて呼んだら一体いくら取られるんだという事で、なんとか安静かつ精のつく食事療法で急場をしのぎました。

そう、ここがポイントで、

お金がかかるから救急車を呼ぶのに躊躇する

これってとても危険な事ですよね!

 

今回ご紹介する作品は『ミッドナイト・ファミリー』というメキシコで非合法の救急隊を営んでいる家族を追ったドキュメンタリーです。

これなんと公開中に日テレの長寿番組「世界まる見えテレビ特捜部」で紹介していたので、既にご存知の方もいらっしゃると思います。

そして本作もパンフレットの制作はありませんでした。今年は多い!

 

 

あらすじ

メキシコ・シティでは人口900万人に対し、行政が運営する救急車は45台にも満たない。

そのため専門訓練もほとんどなく、認可も得ていない営利目的の救急隊という闇ビジネスが生まれている。オチョア家族もその一つ。彼らは今夜も警察無線を傍受して、事故現場に誰よりも早く到着し、患者を病院に届け金を稼ぐ…。

 

 

見どころ

スリリングな「お客」の奪い合い

人工900万に対して45台って明らかに足りていない。オチョア家族のような稼業は濡れ手に粟のお仕事に感じますが、また同業者のライバルもたくさんいると。

なぜこんな事になっているのかは語られなかったので、知る事はできませんでしたがこのいち早く現場にたどり着く様子はカーチェイスさながらの緊迫感。

この行動の裏には人名救助か、それとも金銭が目的か・・。

この倫理観を考察する点が本作の鑑賞意義と感じました。

 

 

 

 

 

まとめと総評(ネタバレあり)

鑑賞後どうしても腑に落ちない点が出てきまして、それはあのオチョア家はこの仕事をする「意味」ってなんだろうという事。

ネタバレを少々書きますが、彼らは患者を病院に運んでもお金が無いと料金を踏み倒されてしまうんですよ。非合法だから払う義務はないとね。

そして警察から情報を流してもらう見返りに、賄賂もしっかり払うという忠実さ。

はっきり言って割りに合わないと思うんです。だって包帯などの医療消耗品まで自腹なんですよ!ここが何故かとはっきり描いてくれていればもっと評価はあがったと思います。

 

☆☆☆

 

それでも普通に面白かったですよ。

救急車を気軽に呼べる日本ってやっぱり凄い事ですよね。

 

 

【スポンサーリンク】