スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け
原題(STAR WARS/THE RISE OF SKYWALKER)
2019年 アメリカ
監督:J.J.エイブラムス
鑑賞日:2020/1/3
劇場:小田原コロナシネマワールド 4DX
最近盛んに『上映終了迫る!』と煽っている本作のプロモーションですが、支配人みどりも実は年明けに観ていて記事にするのを忘れていました。
このシリーズ、旧三部作→新三部作→続三部作と公開されて本作で一応シリーズ終了となっております。
とりわけ本作が属する『続三部作』は意見が真っ二つに分かれておりまして、みどりは残念ながら否定派。
新三部作までは、新作が公開される年の度にワクワクが止まらなかったですよ。
当時は3年周期に次回エピソードが公開されていました。公開年は『今年はスターウォーズイヤーだねぇ』なんて会話も飛び交っていましてね。
しかしこの続三部作に突入した途端、このワクワクが綺麗さっぱり無くなってしまって…。
原因は数多のサイトで語られている事に全て当てはまるという驚愕の事実。
やはり大きいのはジョージ・ルーカスのスターウォーズが好きなんだなというところでしょうか。それとディズニーの介入も大きな要因ですかねぇ…。
とにかく新三部作からは半ば「義理」で観続けていた次第でありますよ。
ではあらすじから、
あらすじ
遥か昔、遠く離れた銀河系で…
スターキラー基地の破壊、クレイトの戦いから役1年後、レイア・オーガナ将軍(キャリー・フィッシャー)率いるレジスタンスは復活した。生き延びた10数名のメンバーは、古いつてを頼って同志や宇宙船を集める。その中には、34年前のスカリフの戦いの直後にタトゥイーン軌道上で帝国軍のスター・デストロイヤーに捕らえられた元老院議員時代のレイアの外交船も含まれていた。ブロッケード・ランナーの異名をとるこのコレリアン・コルベットは、新生レジスタンスが旗艦とし、ナイン・ナンが指揮を執ることになった。
一方、ファースト・オーダーの最高指導者となったカイロ・レン(アダム・ドライバー)は、銀河中にその勢力を拡大しながら、ファースト・オーダーの起源に関する秘密や、亡き者にしたスノークの暗黒のパワーの秘密を探し求めていた…。
主要キャスト
レイ:デイジー・リドリー
惑星ジャグー出身。レジスタンスの面々に出会ってからフォースが覚醒。カイロ・レンとのフォースの結びつきが強くなる。惑星オクトーでルークが管理していたジェダイの聖典は、現在彼女が保持している。
カイロ・レン:アダム・ドライバー
本名ベン・ソロ。レイア姫とハン・ソロの息子である。祖父ダース・ベイダーを尊敬し、父ハン・ソロを自らの手で殺めた。ファースト・オーダーの最高指導者スノークまでも殺害して、組織の頂点に立った。
レイア・オーガナ将軍:キャリー・フィッシャー
私設軍隊レジスタンスの指導者。ハン・ソロと結婚して、息子のベンをもうける。ルークの双子の妹で、父はのちのダース・ベイダーであるアナキン・スカイウォーカー。
フィン:ジョン・ボイエガ
元ストームトルーパーの脱走兵。ポーとレイに出会ってレジスタンスの一員となる。
ポー・ダメロン:オスカー・アイザック
レジスタンスのトップパイロット。スターキラー基地の破壊で英雄だったが、自制心や忍耐力のなさが時折問題となる。
見どころ
序盤の連続ジャンプは圧巻!
スターウォーズシリーズでみどりが一番好きなシーンは、やはりハイパースペースといういわゆる『ワープ』。想像を絶する距離を一瞬で移動するあの演出ですよね。
シリーズで幾度となくこの技でピンチを切り抜けてきて、「ep5」ではクライマックスでR2-D2の活躍で九死に一生を得て、「ep8」では自己犠牲にまで使われてきました。今回はこれを連続で行い、敵から逃げるシーンがあります。今回は4DXで鑑賞したので、興奮度は増し増し!乗り物酔いが酷い方は注意が必要です。
海の月ケフ・バーでの死闘
新三部作では過去に起こった壮絶な戦いで放棄された残骸が多く残されていて、オールドファンはその背景に目を奪われます。
「ep7」の序盤、砂漠に横たわったAT-ATは横で記念撮影をしたい衝動に駆られましたよ。
そして本作はシリーズ最大の負の遺産である第2デススターの残骸が拝めるわけです。ここではレイとカイロ・レンのバトルが見られますが、みどりはあの東映のオープニングのような荒波に揉まれたデススターの残骸が素晴らし過ぎて、二人の殺陣が入ってこなかったです。
まとめと総評
年々進化する撮影技術やCGの向上により、SF映画は格段に進歩しました。旧三部作なんか背景の一部は手書きだし、空中戦はミニチュアの模型を使って撮影していましたよね。
ならば近年の新三部作はもっと面白くなくてはいけないはずなんですが、旧三部作には敵わないという事実。
観終わって思ったのは、どうも新しいキャラに感情移入が出来なかったのですよ。
フィンにおいてはあのストームトルーパーの脱走兵なんて、オールドファンにとっては垂涎の設定なはずなんですが、思い起こせば『いつも走って叫んでいる人』程度にしか印象に無いという…。
それとメカの魅力ね。数あるスターウォーズオリジナルのメカの中でも、初めてデススターを観た衝撃はハンパなものでは無かったです。
これまで「兵器」の概念といえば小さなものでは拳銃で、大きなものでも戦車や軍艦程度だったのが、星そのものが兵器って。これの完成を帝国軍は急ぎ、それを叩きに行くのが勝利の近道とやっきになる主人公達。この攻防劇がスターウォーズシリーズのサブストーリーとも言えたのではないでしょうか。新三部作で新たに登場したメカってなんだっけと考えてもマスコットキャラのBB-8くらいしか思いだせない…。
噂ではディズニーはさらに続編を考えているらしいですが、どうなることなんでしょう?
ワクワクよりも不安でしかないです。今のところ…。
というわけで総評は、
☆☆☆
4DXでなかったら☆はひとつ減ります。はい。
限定版も入手しようと思えばできるのがこの時代。いい時代になりましたなぁ↓