テアトルみどり座

映画の感想、見どころを気ままに紹介しています。

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こんなに思い通りに行ったらなぁ…『エマ、愛の罠』感想と見どころ

エマ、愛の罠

原題:EMA

2019年 チリ

監督:パブロ・ラライン

上映時間:107分

鑑賞日:2020/10/3

劇場:kino chinema横浜みなとみらい

 

 

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 こんにちは!支配人のみどりです。

思い通りにいかない事って世の中多々ありまして、とりわけ人間関係なんてその最たる例なのではないでしょうか。

その中でも誰かを好きになって、その人ともっとお近づきになりたいと思ってもお相手の方がこちらをどう思っているかなんて当たって砕けてみないと解らないですよね

玉砕確定でモノを申しましたが、中には狙ったエモノは全てこの手中に収めてきたという方もいらっしゃるとかいないとか…。

そんな羨ましいお話が今回ご紹介する作品の『エマ、愛の罠』。

珍しいチリの作品でございます。

ではあらすじから!

 

 

あらすじ

若きダンサーのエマ(マリアーナ・ディ・ジローラモ)は後悔していた。

かつて養子として引き取ったコロンビア移民の7歳の少年ポロが放火事件を引き起こし、児童福祉施設に返すはめとなったのだ。

当時のエマは母親としてあまりに未熟だったが、今はポロを愛おしくもう一度やり直したいと想っている。しかし、養子縁組を取り持ったソーシャルワーカーの女性からは、エマに辛辣な言葉を投げかけエマの要求を拒否。

そんなエマはポロを取り戻すためにある計画を練るのであった…。

 

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本作のパンフレット。日本的にデフォルメされたデザインがいいです。

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裏は本作を象徴する「炎」。作品のキーワードですね!

主要キャスト
 

エマ:マリアーナ・ディ・ジローラモ

ダンサー。振付師のガストンとは夫婦だが、関係はあまり良くない。

 

ガストン:ガエル・ガルシア・ベルナル

エマの夫で、彼女が所属しているダンスカンパニーの振付師。性的不能者である。

 

ラケル:パオラ・ジャンニーニ

女性弁護士。ガストンとの離婚調停をエマが依頼する。

 

アニバル:サンティアゴ・カブレラ

ラケルの夫。消防士をしている。

 

 

見どころ

エマの魅力

容姿は勿論、ダンスに服のセンスとどれをとっても男なら放っておかないタイプ。

特にファッションに注目です。基本ジャージが多いのですが、これは人を選ぶ着こなしですよねぇ…。

とてもじゃないですが、私みどりは女性とのデートにジャージは着ていけないかな(苦笑)

 

レゲトンの魅力

あまり日本ではなじみの無いジャンルですが、南米ではとってもポピュラー。

一度ドミニカに行った事があるのですが、クラブではもうレゲトン一色。あの独特のタテノリ感は飽きが来ないです。

近年日本で一番かかってたナンバーを思い出してみると、ダディ・ヤンキーの「Gasolina」なんか聞いた事あると思います。

そのレゲトンのビートで激しく踊るエマに、彼女の燃える思いをメタファーとして感じる事ができます。

 作中でエマの夫であるガストンがレゲトンを糞ミソにこきおろすシーンがあるのですが、ここが一番いいシーンでした(笑)

 

レゲトンってこんな感じ ↓

 

 

まとめと総評

エマの策略によって、彼女の望む未来を手に取るお話なのですが、その策略というのが全て”セックス”に帰依ものというのがあまり共感できませんでした。

異性である男は勿論、同性である女性も簡単に手玉に取れるものかと…。

どんなに容姿端麗でもあそこまで上手い事いかないですよねぇ。

一応過去に遡ってみてもチリ映画というのがパっと出てこなかったので、今回自分の知識がまた1ページ増えたという点で本作の鑑賞の意義としました。

それ以外のコメントは特に無しです(笑)

 

という訳で今回の評価は、、、

残念。次回チリ映画を観る機会があれば本作を評価基準にしますね!

 

 

 

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