劇場版 鬼滅の刃 無限列車編
2020年 日本
監督:外崎春雄
上映時間:117分
鑑賞日:2020/10/27
劇場:109シネマズ湘南 IMAX
好きな鬼滅キャラは甘露寺蜜璃です!
こんにちは!支配人のみどりです。
なんだ…結局萌巨乳好きかよ…
という声が聞こえてきそうですが、みどりは元気でいっぱい食べる女子が好み。
そんな事よりも、この記事を書いている現在も『鬼滅の刃』の記録は更新し続けている状況でして、なんと346億円を突破したとか!
いやはや凄まじいです!映画業界に巣くうコロナという鬼を祓ったとでもいうべきでしょうかね!(ベタな表現で少し赤面)
みどりも先日ようやく原作を読了しました。物語に没入していったのは遅咲きで、きっかけは周りに勧められたからというありきたりな入口。
配信サービスで1話から見始めて、善逸の過去エピソードのあたりから急激に面白さを理解して劇場版に至りました。集英社ジャンプのバトル系色にそこまでど真ん中世代ではないので、かなり新鮮な気持ちで堪能できましたよ。
何せみどりは『ワンピース』もろくに知らない非国民なのでね(笑)
しかし本作の『無限列車編』を含む原作全てを読んだ印象だと、この物語の尺の絶妙さに感動を覚えましたねぇ。巻数でいうと23巻。鬼殺隊の最高ランクでいう「柱」の登場までにもうちょっと引っ張ればエピソード数を稼げたのではないかとも思っていたのですが、最終話まで読んだ後はこれでちょうと良かったと思います。
そして全く続編の予感を感じさせない潔い終わり方も見事でした。
とりあえず本作のあらすじからどうぞ!
あらすじ
蝶屋敷での修行を終えた炭治郎たちは、次なる任務の地、<無限列車>に到着する。
そこでは、短期間のうちに40人以上もの人が行方不明になっているという。
鬼になった妹禰󠄀豆子を連れた炭治郎と善逸、伊之助の一行は、鬼殺隊最強の剣士である「柱」の一人、炎柱の煉獄杏寿郎と合流。無限列車の中で鬼たちに立ち向かうのであった。
主要キャスト
竈門炭治郎:花江夏樹
鬼殺隊ランク癸(みずのと)。水の呼吸とヒノカミ神楽の使いて。家族を惨殺され、たった一人生き残った妹も鬼化にされる。妹を人間に戻すために奔走している。
竈門禰󠄀豆子:鬼頭明里
炭治郎の妹。現在は鬼であるが人間は襲わない。普通鬼は人間を食して生命を維持しているが、彼女は睡眠によって体力を回復している。太陽の光で死んでしまうので、日中は箱の中に入っている。
我妻善逸:下野紘
炭治郎と同期。雷の呼吸の使い手。普段は女子のお尻ばかり追っかけていて甘えん坊の弱虫。しかし意識を失って睡眠状態となると強さが覚醒する。禰󠄀豆子に惚れている。
嘴平伊之助:松岡禎丞
炭治郎と同期。獣の呼吸の使い手。イノシシに育てられた野生児で負けず嫌い。筋骨隆々な体には似つかわない美形。そのコンプレックスのため、常にイノシシの被り物をかぶっている。
煉󠄁獄杏寿郎:日野聡
鬼殺隊最高ランク<柱>で年齢は20歳。炎の呼吸の使い手。まっすぐ見開いた目はいまいち何を考えているか解りづらいが、下の面倒見も良く常に熱い漢。
見どころ
細部にも拘りまくった職人の仕事
戦いの舞台となるのは列車という閉鎖空間。当然モブキャラも多数乗車しているのですが、このモブ達も使い回しではなく全て差別化されていて、座っている位置や、逃げ惑う方向も全てカットによって独立しているのです。
例えば赤い着物を着た女性が4両目3番目の窓際に座っているとして別のシーンへ、また戦いが始まって元のシーンへ戻ってくるとその女性も元の位置から立ち上がって逃げ惑うという徹底された画コンテで制作されています。
これぞアニメ大国日本の職人技でしょう!
煉獄さんの台詞が刺さりまくる!
とにかくこの熱い漢の台詞が刺さりまくるこの作品の醍醐味といっていいでしょう。
既にトレーラーでもいくつか公開されているので、耳にされた方も多いと思います。
老いることも死ぬことも人間という儚い生き物の美しさだ
「強さ」という言葉は肉体に限って使う言葉ではない。この少年は弱くない。侮辱するな…
炭治郎たちが兄貴と慕う気持ち解りますよねぇ。
この深みのある言葉をさらっと言えてまだ20歳って…。
まとめと総評
本作で『鬼滅の刃』初見という方も多数いらっしゃると思いますが、是非ともアニメ版を1話から観てから鑑賞する事をお勧めします。
他の劇場版とは異質なのが、前回までのあらすじ等は全く無く、放映版シーズン1最終話「新しい任務」からスムーズに本作が続いていくのです。
そしてこの劇場版を観ていないと今後始まるであろうシーズン2(現時点では未発表)もぽっかり空いた状態で見ないといけないというね。要するに『鬼滅の刃』の世界をコンプリートするにはテレビと映画の両方を網羅する事が必須というわけです。
みどりが勝手に予想する『鬼滅の刃』の今後の展開は、、、
アニメシーズン1:竈門炭治郎立志編
↓
劇場版『無限列車編』(今ここ)
↓
アニメシーズン2:遊郭編→刀鍛冶の里編
↓
劇場版『無限城編 前編後編』
と思うのですがいかがでしょう?
ただ『無限列車編』が単行本2冊分だったのに対し(6巻と7巻)最後の『無限城編』が前後編だけでは足りないかなとも思ったり・・。何せ16巻から23巻までずっと無限城での最終決戦が続くのでねぇ。
何はともあれ原作を読んだ後でもアニメ版を心待ちにしているのは、本作のアニメ版が秀逸な作品である証拠ですよね!
炭治郎の水の呼吸の表現、あの浮世絵風の表現を初めて見た時は本当に感動しました。
本作も煉獄さんの炎の呼吸は、炭治郎のヒノカミ神楽の表現と分ける為に、彼らしく強い太陽のイメージでオレンジがかった火のグラフィックにしたそうです。
というわけで本作の評価はですね・・・
☆☆☆
そこまで高くないのは、本作を『映画』としての作品評価としたからです。
続きものアニメの1エピソードからの脱却までは至らなかったのかと…。
アニメシーズン1はU-NEXTで全エピソード視聴可能です! ↓