テアトルみどり座

映画の感想、見どころを気ままに紹介しています。

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あの人の姿が眩しい…『ラフ ROUGH』感想と見どころ

ラフ ROUGH

2006年 日本

監督:大谷健太郎

 

最近めっきりお目にかからなくなった『同時上映』。いわゆる二本立てという上映方法は、支配人みどりの子供の頃は、それは当たり前のようにありました。名画座やピンク映画館では今でもありましょうが、既に封切りの段階での二本立ては絶滅したように思えます。

経験上、三本立てまで鑑賞した記憶があります。確かメインはゲイリー・ネルソン監督の「ブラック・ホール」だったような…。

そう、当時の同時上映はメインとサブが分かれておりまして、チラシ発行においてその扱いに分別が存在していましたね。

サブ上映はチラシの裏とか、下の方にタイトルだけとか。

予告でも、メイン作品の予告の直後に「同時上映は!○○!!」みたいな。

今回は当時の同時上映でいうところのサブ的作品かなと。

ではあらすじを、

 

 

あらすじ

 

栄泉高校の高飛び込み選手の二ノ宮亜美(長澤まさみ)は、同校競泳選手の大和圭介(速水もこみち)を人殺しと呼ぶ。二人はともに和菓子屋の子供で、両家はあるいざこざが原因でライバル店同士の子供であった。

大和には目標があった。それは仲西弘樹(阿部力)という大学生で自由形の日本記録保持者。そして仲西は、亜美が「お兄ちゃん」と慕う幼馴染みでもあった。

彼らが入寮している上鷺寮には伝統があり、1年は男子、女子ともにくじ引きでカップルを選抜。そして伝統のデートコースに従って1日を過ごすというもの。

選抜されたのは男子大和、女子は亜美。二人はこんなシチュエーションでも、両家の一件で気まずい空気が流れている。

しかし、そんな二人の気持ちは徐々に近くなっていく…。

 

 

キャスト

 

大和圭介:速水もこみち

 

実家は和菓子屋。祖父を尊敬しており、形見のカセットタイプのウォークマンを聴きながら、しりとりをするのがレース前のルーティーン。

 

二ノ宮亜美:長澤まさみ

 

実家は和菓子屋。大和の実家とは犬猿の仲。高飛び込みの選手で、ひねりからの入水がうまくいかず悩んでいる。大学生の仲西を「お兄ちゃん」と慕い、アルバイトで仲西の身の回りの世話をしている。

 

仲西弘樹:阿部力

 

自由形の日本記録保持者。水泳雑誌の表紙を飾るほどの絶対的エース。

 

 

 

見どころ

 

眩しすぎる三美女

 

長澤まさみ当時19歳、市川由衣当時20歳、田丸麻紀当時28歳。

この美女達の素晴らしい水着姿が本作の一番の見どころといっても過言ではありません。

みんなで海水浴に行くシーンがあるのですが、そこはイメージビデオよろしく尺も長目。溜息が出るほどの美しい映像で目を肥やしてください。

 

イケメン芸能人唯一の劇場作品

 

現在ではオリーブオイルのイメージが強い速水もこみちですが、劇場作品に出演したのは本作のみ。あれほどの恵まれた容姿でありながら、10年以上オファーが無いのは本作を観れば納得がいくかと思います。

 

古き良き時代の邦画を彷彿させる

 

選曲やカット割り、いかにも所属事務所の力が随所に及んでいそうな作風は、80年代のカドカワ作品を想起させて、古い世代にはノスタルジックな気分にさせます。

みどりは原田知世の「ねらわれた学園」を観たくなりました。

 

 

まとめと総評

 

あだち充作品といえば、みどり的には「タッチ」と「みゆき」。本作は原作を読んだ事がなかったのですが、映画を観て原作を読んでみようとは、、、思わなかったです…。

やはり色々ツッコミどころのほうが目立ってしまってねぇ。もこみちは競泳選手なら、もう少しそののっぺりとした体なんとかならなかったのかとか、飛び込むシーン、特に海水浴で亜美を助けに行くシーンがあるのですが、そこの飛び込みシーンは爆笑必至です。

というわけで本作の評価は、、、

 

 

斜めに観ればソコソコ楽しめる!それが☆1コ作品の醍醐味です。

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