テアトルみどり座

映画の感想、見どころを気ままに紹介しています。

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二大巨頭夢の共演!『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』感想と見どころ

ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド:

原題(Once Upon A Time In...HOLLYWOOD)

監督:クエンティン・タランティーノ

 

 2019年夏の締めくくりに相応しく、待望のタランティーノ監督の最新作「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」を観てきました!

前作「ヘイトフル8」から4年ですか。いやあ待っていましたよ。「ジャンゴ」からレオナルド・ディカプリオ、「イングロリアス・バスターズ」からブラッド・ピットとすっかりタランティーノファミリーになった2大スターの共演も注目の本作。

まずはあらすじを

 

 あらすじ

 

 1969年ハリウッド。かつてテレビ西部劇「賞金稼ぎの掟」で名を馳せたリック・ダルトン(レオナルド・ディカプリオ)はいまではドラマの悪役や、単発の仕事で食つなぐ落ち目の俳優。長年彼のスタントマンを務めてきたクリフ・ブース(ブラッド・ピット)に仕事を回してやる余裕もない。シエロ・ドライブに住む彼の隣には「ローズ・マリーの赤ちゃん」をヒットさせたロマン・ポランスキー監督と女優シャロン・テート夫妻が住んでいた。ある日、暇つぶしに街をドライブしていたクリフ。以前見かけたヒッピー少女のヒッチハイクを受け、彼女の住んでいる牧場へと送る事に。そこは『ファミリー』と呼ばれていて、住んでいるヒッピーのリーダーの名はチャーリーと呼ばれていた…。

 

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↑ 本作のパンフレット画像。堪らない2ショットですな。

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↑ 裏表紙も昔風でイカすデザイン!


 

 キャスト

 

リック・ダルトン:レオナルド・ディカプリオ

落ち目の俳優。クリフとは仕事の相棒であり親友。

 

クリフ・ブース:ブラッド・ピット

リックのスタントマン。悩みがちなリックの精神的な支えでもある。

 

シャロン・テート:マーゴット・ロビー

売り出し中の女優。ロマン・ポランスキーの妻。

 

プッシー・キャット:マーガレット・クアリー

クリフをヒッチハイクする『ファミリー』の住人。

 

マーヴィン・シュワーズ:アル・パチーノ

映画プロデューサー。リックにマカロニウエスタンへの出演を勧める。

 

 

 

見どころ

 1.見事に切り取られた昔々のハリウッド

 

道行く人のファッションや、建物にも注目!古いアメ車が好きな人もたまらないのではないかと。この徹底された空気感はジョージ・ルーカス監督の「アメリカン・グラフィティ」を彷彿させます。クリフが運転するシーンが随所にあるのですが、カーラジオから流れてくる天気予報もいい味出ているんですな。

 

 2.マーガレット・クアリーの可愛さと違和感

 

彼女が扮するプッシー・キャット。物語のきっかけを作るキーパーソンな彼女が、クリフの車にようやくヒッチハイク成功。その時の喜びの舞がとにかく可愛い! 

カリフォルニアの陽気にこれほどマッチしたダンスがあるのかと唸ってしまいます。そして現代の女子にはもう見られなくなったあるモノがチラチラと…。一瞬目の錯覚かと我々を不安にさせますが、数分後にそれが何かきれいに答えを出してくれています。

 

 3.クリフの飼い犬ブランディの存在

 

これピットブルなんですが、絵に書いたような忠犬。私のピットブルのイメージは、頻繁に事故をおこす獰猛な犬。というよりは猛獣に近いイメージ。こんな可愛い姿なのかと考えを改めようとしました。

 

 

まとめと総評

 

タランティーノ作品はどれも監督の趣味趣向、もはや自身のオタク気質がフイルムから滲みでている傾向ですが、本作はそれの集大成ともいえる作品に仕上がっています。

 

全ての元ネタが解る人は、「映画検定」の1級を楽々パスできるのではないでしょうか。

物語の柱にもなっているシャロン・テート事件。少なくともこの出来事の概要を予備知識として知っておくとより物語を楽しめます。

 

本作は勿論フィクションですが、海外ドラマの「アメリカン・ホラー・ストーリー」のようにノンフィクションを上手にフィクションに絡めてきています。サントラはいわずもがな。タランティーノ作品ですからここは安心。個人的にはクライマックにかかっていた「キープ・ミー・ハンギング・オン」がお気に入り。

無論キム・ワイルドの方ではない!

 

という訳で今回の「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」の点数は、、

☆☆☆☆

監督次も楽しみにしています!

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